このブログでも今年の前半にかなり取り上げた、「捏造ニュース」ネタ。
この問題に対して、ついにNHKと民放で組織する「放送倫理・番組向上機構」(BPO)が初めて審理したらしい。
TBS系の情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」がその対象。
不二家問題でボロクソに言ったものの、後から取材の不備が発覚。
何に基づいて非難しているのか全く不明という問題に発展。
今回のBPOが指摘したTBS「朝ズバッ!」の問題点を引用します。
【取材調査上の問題点】
・内部告発者に対する撮影取材が短く、質問が意味不明のところもある
・通報者や不二家広報とのやりとりを記したメモを紛失する不注意は責められるべきだ
・内部告発を取り扱う場合に、日替わりの制作環境がふさわしいか疑問。それを許容してきたTBS経営陣にも問題
・広報窓口に頼った取材では事実に肉薄できない。番組スタッフが地をはうような取材を十分に経験していない
【VTR編集上の問題点】
・ディレクターがクッキーの商品名とチョコレートを誤解したまま編集した。制作幹部も立ち会い、発言内容を正確に反映・要約すべきだった
【スタジオ演出上の問題点】
・番組制作者に、「伝聞に関する発言」と「直接目撃したことに関する発言」の証拠価値の違いについての理解がなかった
・みのもんた氏の「廃業してもらいたい」発言で、みの氏は「激励の思いも込めた」とするが、口調や表情からはくみ取れない
【「おわび」番組の問題点】
・みのもんた氏の発言に訂正やおわびに類する言葉はない。「廃業」「汚物」と強い口調で語っていた点にも撤回や訂正や謝罪を行わず、「スタジオのお菓子は全部不二家にします」といった「すり寄り」「恭順」の発言で、訂正とおわびの範囲をあいまいにした
・訂正やおわびの放送をするまで3カ月も要し、内容にも見苦しさとあいまいさがあり、番組の全体的な信頼性を損なった
引用元:
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/74052yahooではこちら
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070807-00000005-ykf-ent&kz=ent
これを受けてTBS側は番組内で反省のコメントを出している。
みのもんたも反省のコメントを出している。
BPOの報告書をよく読んで、反省すべき点を踏まえ、今後よりよい『朝ズバ』を作ることに邁進していきたいと思います
しかし、肝心の「みのもんた」本人がバカンスで不在という、どうしようもない事態。
これではご本人は全く反省していないと見るのが普通の感覚だろう。
TBSも本当にマズイと思っているならみのもんた本人に出演を依頼しているはず。
それが出来ていないということは、やはり対して反省してないことを
自ら証明してしまったようなもの。
マスコミは批判は得意中の得意。
でも自浄能力はゼロってことで、今回もキマリ!